【セウォル号沈没】梅畑で発見された遺体は「実質的オーナー」？　不可解な点多く、警察内部でも否定する声

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韓国旅客船沈没事故、発見された遺体は「実質的オーナー」？　不可解な点多く、警察内部でも否定する声＝韓国メディア

　韓国の警察当局は２２日、旅客船セウォル号沈没事故で、運航会社の実質的なオーナーとされる兪炳彦（ユ・ビョンオン）容疑者
の遺体が韓国南部の全羅南道順天で見つかり、ＤＮＡ鑑定と指紋採取により本人であることを確認したと発表した。
しかし、警察内部からは発表を否定する声が出ており、兪容疑者の遺体をめぐって波紋が広がっている。複数の韓国メディアが報じた。

　順天警察署によると、遺体は６月１２日に全羅南道順天の梅畑で発見された。警察はＤＮＡ鑑定と指紋採取を行った結果と
身につけていた遺留品などから、変死体は兪容疑者として結論づけた。

　だが警察内部からは、遺体の状態などから兪容疑者ではない可能性があるとして、発表を否定する声も出ている。

　発見された当時、遺体は白骨化が進むなど損傷が激しく、身元が分からない状態だった。
ある警察官は、遺体が６カ月以上経っている可能性を指摘。
兪容疑者が別荘から逃走したとされる５月２５日から、わずか１８日間で遺体が白骨化まで進むとは考えにくいと説明した。

　また、遺体が冬のコートと帽子を身につけていたり、所持していたカバンの中に焼酎やマッコリの瓶が入っているなど、不可解な点も多いという。
兪容疑者はお酒を飲まないことで知られている。

　ほかにも兪容疑者は逃走の際、自身が設立した宗教団体の関係者らの保護を受けたとされており、畑で１人きりで死亡したとは考えにくいとの声もある。
遺体が見つかった畑の周辺住民は、昨年秋から今年４月にかけてホームレスが周辺を徘徊していたとの目撃証言も相次いでいるという。

　韓国メディアは、警察がＤＮＡ鑑定により遺体は兪容疑者だと発表したものの、不審な点があまりにも多いため騒動は続くだろうと伝えた。（編集担当：新川悠）

http://news.searchina.net/id/1538405

【セウォル号沈没】梅畑で発見された遺体は「実質的オーナー」？ 不可解な点多く、警察内部でも否定する声

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